既存運用をなるべく崩さないit運用管理の活用方法

it運用管理とは、itシステムが止まることなく円滑に稼働するよう、継続的な運用やメンテナンスなどを行うことです。itを使ってシステムを最適化し、トラブルなく予定通りに稼働するようにネットワークを管理したり、端末や備品などを管理したり、あるいはバックアップやデータ等を記録したりします。今の時代、どんな職種の会社においてもitシステムを利用する場面が多くなっています。it運用管理がうまくいかなければ様々なトラブルが起き、大きな損害が出るかもしれません。業務をスムーズに、迅速に、正確に行うようにするために、上手にit運用管理をしていきましょう。それは仕事を円滑に進めるだけでなく、コストダウンにもつながっていきます。どの部分をitシステムに任せるのか見極めることが大切です。

まずは部分的にシステム化するところから始めましょう

業務をもっとスムーズにするit運用管理をするためには、まず部分的に業務を自動化することです。一度に全部をシステム化しようと思うととても大変ですし、時間もかかってしまいますので仕事が滞ってしまうかもしれません。まずはやりやすくてよくある運用業務をピックアップして自動化していくのがいいでしょう。多くの企業が行なっているよくある運用業務というのは、それだけ自動化しやすく且つ重要度の高い業務ということでもあります。既存の運用を使用しつつ、やりやすいところを部分的にシステム化することで、失敗することなくシステム化の手順や効果を把握することができます。それらの経験をもって次第に他の部分にも広げていけば、その後のあらゆる業務のシステム化がスムーズに展開されていくことでしょう。

人が判断する部分を残して段階的に

スムーズなit運用管理をするためには、段階的に自動化することもいいでしょう。業務の全てを自動化するのではなく、業務内に人が判断する部分を最小限残しておくのです。前段階を自動化して処理し、それらの結果を見て人が複合的に判断し、その後の処理をまた自動化する、というように、システムが判断するには処理が難しいところは既存の運用通りに人が執り行い、簡単にシステム化できるところだけをシステム化していきます。そうすることにより、システム化した際に起こるトラブルを最小限にすることができます。部分的、段階的な自動化がうまくできるようになったら、残っている部分も徐々に自動化を進めていけばいいでしょう。最終的には、人が行なった方がいい部分とit化した方がいい部分を見極め、いかに効率的に運用管理するかを考えていきましょう。